米10年債5%突破の翌日に利上げ。過去7回に同じ形はあったか?金融政策の状態で分類して検証
過去7回の5%突破の後は株が弱かったが、金融政策の状態で分けると、今回と同じ形の突破は1回もなかった。過去の平均をそのまま今回に当てはめることはできない。
金利と株価親記事金利上昇は株価にとって危険か?米10年債の「5%突破」と「金利急騰」を1962年以降のデータで検証危険なのは「水準か速度か」の二者択一ではなかった。5%突破の後と、3か月で1.5%以上の急騰の後は、どちらも株が弱くなっている。
過去7回の5%突破の後は株が弱かったが、金融政策の状態で分けると、今回と同じ形の突破は1回もなかった。過去の平均をそのまま今回に当てはめることはできない。
信用取引残高÷M2が5%を超えたまま10年債も5%以上になったのは過去2回で、どちらも大きな下落につながった。2026年は8月の比率を前提にすると条件が重なっているが、出来事の順番とFRBの動きは2007年と違う。
金利が上がり続けた40年でも米国株は名目で大きく上がったが、実質では年約2%にとどまった。日本株は米国の金利上昇期に強く、低下期に弱いという逆の動きをしてきた。
日本では金利が上がった月に銀行株がTOPIXより強かった。ただし、金利上昇を確認してから買っても明確な優位性はなく、米国では2022年以降この関係が見られない。
急な円高の最中、円建てのS&P500は約8割の局面で下落した。「円高=日本株安」は昔からの常識ではなく、2000年代以降、特に米金利が下がる中での円高で多く見られた姿だった。
金は3割近く下げた後に反発したが、過去の本当の底のように実質金利がピークを付けておらず、反発が続かなかった2013年と同じ形。底打ちの可能性はあるが、本格的な上昇はまだ確認できない。
9月は両指数とも平均騰落率・勝率が12か月中最下位。ただし、弱さの中心は「下げる時の下げ幅」ではなく「上昇する年の少なさ」だった。
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